お問い合わせ
MENU

メディア情報
NEWS

2024.03.12 / メディア情報

【月刊『財界九州』3月号】特集:海外ビジネス


シノケングループ
日本人駐在員向けの賃貸仲介 インドネシアでREIT事業


 シノケングループ(福岡市)は、2006年に中国に進出、14年にシンガポール、15年にインドネシアと3カ国で住宅関連事業を幅広く展開している。
 中国での事業は日本人駐在員向けの賃貸仲介を主に展開している。当時の中国は経済発展が著しく、日本企業がこぞって進出していた時期。だが、「現地の不動産会社のアフターサービスのレベルが日本人が求める水準にないことから商機がある」と判断、進出に踏み切った。現在でも事業は継続している。
 シンガポールも中国と同様に賃貸仲介が主。対象も日本人駐在員が多い。
 両国での海外経験を生かして、インドネシアでは自社による住宅開発に乗り出した。まずシノケンデベロップメントインドネシアを設立、用地の確保から建築、賃貸仲介まで行う体制を構築し、サービスアパートメント「桜テラス」(56戸)の建設に乗り出した。インドネシアにおける開発第1号の同テラスは19年に完成、現地人に向け賃貸したところ好評だったことから、第2、第3の桜テラスを開発、総供給戸数は149戸となっている。
 同社がインドネシアを三つ目の進出先として選んだのは、世界第4位の人口(約2億7000万人)を抱え、生産年齢人口の比率も高く、今後の経済成長が見込めるため。「競争環境もまだ厳しくなかったため、アドバンテージを取りに行った。」昨年には、同国金融庁から日系企業初の投資アドバイザリーライセンスを取得した。「各種ファンドを組成していきたい」と話している。
財界九州3月号
一覧へ戻る